下見会は参加必須、中古車の知識があればかなりお買い得
落札した車
今回落札した車は以下の2台。
1台目:スズキのワゴンR
スペックは以下。
価格:8万円
年式:2005年(平成17年)
走行距離:15万キロ
4輪駆動
2台目:スズキのスペーシア
スペックは以下。
価格:22万円
年式:2013年(平成25年)
走行距離:13万キロ
いずれも中古車市場でも人気の車種です。
ワゴンRは同じ年式だと相場中央値が12.4万円。
出回っている数も多く、取引は活発だと思われます。

スズキのスペーシアは同じ年式だと中央値は39万円。

中古車市場の相場と比較して割安に購入できていることがわかります。
もちろん割安なのには理由があります。
公売では基本的に差し押さえられて自治体に保管された状態のまま入札の手続きが進みます。
パーツやガソリンなどはその当時のままで、不具合があってもそのままです。
自治体職員の方のチェックは入りますが、車のプロというわけではないため瑕疵もあり得ます。
公売の場合はリスク負担は落札者が負うため、自分で目利きや修理をする必要があります。
こういったリスクがあるが故の安さなわけです。
というわけで、下見と中古車整備の知識は必須です。
自治体によっては指定された日付で公開、下見を実施していますので必ず見に行くことをお勧めします。
私は見に行かず、写真や資料から目利きできるだけの技量もなかったのできっちり痛い目にあいました。
手続きの流れ
具体的な手続きとしては以下のような流れになります。(軽自動車・自賠責保険と車検の期限内の場合)
①車の目星を付ける
②入札申し込み
③入札
④落札できたら保証金、残代金を納付
⑤自治体から引き取る
⑥名義変更
①車の目星を付ける
官公庁オークションサイトのKSIでほしい車の目星をつけます。

↑かなりいろいろな車種がありますが、一般乗用車を選んで絞り込んでいきます。
どの自治体も車種と年式、走行距離はタイトルで書いてくれてることが多いので、比較的簡単に絞り込めるかと思います。
気になるタイトルがあったらクリックして詳細を読み込みましょう。
詳しい車体の現状や写真がありますので、ここで目利きをします。

公売一般の注意(免責事項や色合いの見え方など)に加えて、その車固有の事情が書かれていますので、ヤバそうな場合はこの時点で見込みなしとするのもいいでしょう。
書いてある事項や写真から問題が無さそうなら、現地で試乗会や車両見学会に参加しましょう。
②入札申し込み
上記プロセスを経て入札することを決めたら入札申し込みをします。
事前の申し込みをしないと入札人参加できません。
入札期間の大体2週間~1か月ほど前に申し込み期間があるので、忘れずに申込をします。
申し込みはKSIの該当商品ページの右側にある「入札申込」ボタンから行います。
自治体によってはKSIからの申し込みに加えて、別途書類の提出が必要になる場合がありますので、自治体からの連絡を見逃さないようにしましょう。
③入札
入札期間になったら、自分が買ってもよいと思う価格で入札をします。
入札形式は①競り売りと②入札形式があります。

競り売りはいわゆるヤフーオークションのように、現在価格が公開され、逐次、最高入札額が更新されていく形式です。
入札形式はほかの入札者の入札額はわからず、一度しか入札できません。
KSIでは競り売り方式で「自動入札」という仕組みがあるのですが、これが最初よくわかりませんでした。
要は「どんなに高額で入札しても現在価額+α(最低入札単位)で入札し続け、他の入札がなければそこでストップ、入札があればさらにその入札額の+αで再入札」をしてくれる機能です。
勝手にこの機能が働くため、競り売りで入札したい人は予算目いっぱいで入札すれば自動的にいい感じの値段で落札してくれるというわけです。
この自動入札機能は入札時に任意で選択するものだと思っていたので、最初は手動で現在価額+100円とかをちまちまやってました。
だって予算目いっぱいで入札してその価額で落札になったら嫌ですし…。
④落札できたら保証金、残代金を納付
無事に落札できたら、そこからは自治体とのやり取りになります。
保証金が必要な場合はクレジットカードから引き落とされます。
落札額から保証金額を差し引いた金額を自治体に振り込んだ時点で所有権が落札者に移転します。
また、本人確認書類や保管依頼書、誓約書などの書類の提出が必要です。
ここら辺は自治体により異なりますので担当者の方に教えてもらいましょう。
⑤自治体から引き取る
残代金を納付したら引き取りに行く日を調整して、その日に引き取りに行きます。
市役所の税務課・市税課で手続きを行いますので平日の10時~16時前後に行く必要があります。
窓口で「公売で○○を落札したものです」といえば担当の方が対応してくれます。
書類提出や本人確認が済んだら、車検証や車のカギなどの受け渡しが行われ、受領書にサインをします。
その後、保管場所へ一緒に移動し、現物の確認を行います。
きちんとKSIの資料どおりか、自動可能かどうかを確認しましょう(もし異なっててもどうにもならないかもしれませんが…)
目利きをしっかりしていれば問題ないはずですが、保管中にバッテリーが上がってしまってたり、ガソリンがギリギリだったりするので、動いて市役所の敷地を出るまでは職員さんに問題のないことを見届けてもらいましょう。
私がスペーシアを引き取りに行った際、エンジンがかからず保管場所の隣の車とブースターケーブルをつないでエンジンを始動させてもらいました。
その後、敷地内を少し走って保管場所に戻ってエンジンを落としたら、再度エンジンをかけることができず、再びブースターケーブル経由でエンジンを始動しました。
どうやら保管中に前照灯が点きっぱなしでエンジンが上がってしまったみたいで、最寄りのガソリンスタンドに到着するころには復活してくれました。
(ガソリンスタンドでも事情を話し、ブースターケーブルを貸してくれることを確認してからエンジンを切りました。迷惑な客!)
現物の引取りの際には何が起こるかわかりませんので、ブースターケーブルをはじめ、車のメンテナンスツールを持っていくことをお勧めします。
なお、公道を走る際には車検期限内、自賠責保険の加入期間内であることが必要ですので、これらの期限が切れている車の場合は、業者による運搬や仮ナンバーを発行してもらう必要があります。
(前所有者の自賠責保険が残っていれば、その保険は適用できます。また現在任意保険に入っている場合は他社所有の車についてのオプションが付いている場合があるので確認しておきましょう)
こうした経験のない方は期間内の車に絞って入札することをお勧めします。
⑥名義変更
晴れて車が手元に来たら名義変更を行いましょう。
私が落札したのは軽自動車ですので、軽自動車の名義変更について書きます。
車検証と身分証明書(住民票や印鑑登録証明書)を持って、車の使用場所の管轄の軽自動車協会に行きます。
申請書を記入・提出し、指示に従って旧ナンバープレートを外し(ドライバーも貸してくれます)、新ナンバープレートを付けて、新しい車検証を受け取ったら終了です。
およそ1時間程度で終わりますし、費用もナンバープレート台の1500円程度で済みますので、時間がある場合は自分でやることをお勧めします。
名義変更が終わったら車検や任意保険の加入ができるので必要に応じて済ませましょう。
雑感
車の購入と考えると大仰な手続きがイメージされますが、実際にやってみると思いのほかあっさりとできました。
自家用車として乗り続けるにしても、転売して利益を出すにしても公売は良い選択肢だと思います。
ディーラーとの変な駆け引きも、余計なオプションに頭を悩ませることがないし、状態の良いものにあたった時の喜びもあります。
ただ、車の状態が目利きでき、必要とあらば自分で整備ができることが必須だと思いました。
中古車は状態が良くなければ相場の価格以上の売値が付かないため、現物確認は必ずしましょう!(自戒)
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