結論:物件のネガティブポイントを先に話し、フォローを入れることで信頼を高める。
先日、築36年の戸建ての客付けを行いました。
「ウチコミ」という大家と入居希望者の方が直接やり取りできるサービス上で、
入居希望者の方から私の方に連絡が来ました。

このご時世ということもありますが、Web内覧を行うことで現地に行く時間とコストを減らそうとする人が増えています。
この記事では、Web内見の概要と入居希望者の方に入居を決めて頂くコツをご説明します。
Web内見とは
Web内見について調べてみると、
『「オンライン内見」とは、不動産会社のスタッフが現地(賃貸物件)へ行き、オンラインを使って映像や音声で物件内の紹介をするサービス。部屋を借りたいユーザーは、ネット環境のある場所なら自宅や会社、学校などどこにいても物件見学をすることができます。』(https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chintai/fr_room/online_chintai/)
とあります。
Web内見のポイントは以下の3点です。
・リアルタイムであること(動画資料との違い)
・質疑応答ができること
・直接会わないので案内者との相性が問題になりにくい
・短時間で多くの物件を見て回ることができる
実際にやってみた印象としては、
「これからはWeb内見に対応していない物件は選択候補に入らない」
ということを強く感じました。
映像の画質も最近のスマホでは非常に高く、物件内の瑕疵や設備表面の質感なども伝えることができますので、ほとんど現地に赴く必要が感じられませんでした。
今後、入居希望者の物件探しの流れとしては、
1.まずWeb内見ができる物件をざっと見学し、
2.その中に満足いくものがなければ、通常の内見で物件を探す
という順序が予想されます。
つまり、Web内見のサービスがない物件は後回しになる可能性が非常に高いということです。
管理会社や客付け業者がWeb内見に対応していない場合、致命傷になりかねません。
今回の場合、致命傷になりかけました。
が、「大家(私)自ら案内」をするということで、無事に内見にこぎつけました。
では、無事自分の物件にWeb内見の申し込みが来た場合、どのように対応するのがいいのでしょうか?
失敗しないポイント
Web内見ということで、スマホでビデオ通話しながらの案内になります。
私の場合はZOOMを使いましたが、FaceTimeやLINEでも可能だと思います。
対面と異なり、
・画面をブラさないようしっかり端末を持ち、ゆっくり移動する
・各部屋の中央で1周回転して全景を映す
ということを意識しました。
が、最も重要なポイントは(直接の案内と同じだと思いますが)冒頭で述べたように、物件のネガティブポイントを先に入居希望者に伝えるのがポイントです。
私の物件でいえばネガティブポイントとして、
・内装が古い/傷んでいる
・テレビ/インターネット環境がない
といったことがありました。
通常であれば、こういったネガティブポイントは説明をしないか、言及されてもさらっと流そうとします。
入居希望者「柱とか結構ダメージがありますね。」
案内者「そうなんですよ。築年数が古いのでこういったのは仕方ないですね~」
入居者負担「……」
入居希望者「テレビアンテナはありますか?インターネット環境は?」
案内者「設備が古かったので撤去しています。ですので、入居者負担で工事・加入して頂くことになっちゃいますね~」
入居者負担「……(#^ω^)」
まあ、実際にこんな案内されるかはわかりませんが、何も考えていない案内ではありがちな対応かと思います。
私が案内した際には以下のようにネガティブポイントをフォローしました。
入居希望者「柱とか結構ダメージがありますね。」
私「ええ、傷物の築年数が古い物件ということなので、賃料が相場に比べて低くなっています。また、入居者の方が快適に過ごせるように私に断る必要はありませんので、DIYで手を加えていただいて構いませんよ」
入居者負担「そうなんですね。壁掛けのテレビをつけたいと思っていたので助かります!」
入居希望者「テレビアンテナはありますか?インターネット環境は?」
案内者「最近、テレビを見ないご家庭やインターネット環境にこだわる方が増えていますので、大家指定ではなく、入居者の方のニーズに合わせて加入して頂く、という形にしています。ご自身で使いやすさとコストから考えてお選びいただければと思います。」
入居者負担「なるほど、インターネット無料だけど遅くて使い物にならない物件とかもありますもんね!」
といった感じで、ほとんどマイナスの印象を与えることはなかったように思います。
ネガティブポイントを隠そうとするこちらの意図は、画面越しとはいえ相手に伝わってしまいます。
そうなってしまうと、「この人、他にも何か隠しているんじゃないか…」という疑念を抱かれてしまいます。
結果的に、本当にポジティブな部分を伝えても素直に受け止められなくなってしまいます。
逆にネガティブポイントをこちらから伝えることで、向こうに信頼感と安心感を印象付けることができます。
そうなれば、物件全体の印象もよくなり、結果的に入居につながると思います。
結果どうだったか?
1組目のWeb内見で成約しました!
この方は他にも何件もWeb内見をされていたそうなんですが、
「こんなにわかりやすく親切に案内されたのは初めてでした」
とありがたいお言葉をいただきました。
これも、こちらからネガティブポイントを伝えてそれをフォローしたおかげだと思います。
今回の内見案内にあたって、内見に役立つYouTube動画を見て勉強しました。
ぜひ皆さんもWeb案内の時には、本記事で取り上げたポイントを意識してみてくださいね♪
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