結論:下がったところで買い増すか、信用売りをする
インデックス投資の弱点
株式投資の王道ともいえるインデックス投資ですが、
株式指標を長期間追い続ける(放置し続ける)投資手法である以上、
株式指標の暴落のダメージをもろに受けることになります。
(インデックス投資については【初心者向け】インデックス投資の強み【堅実】を参照)
そもそも、インデックス投資の目的としては「長期間経過後の総資産の増大」ですので、その途中に暴落が起きようが暴騰が起きようが気にする必要はないのですが、気になってしまう・何かアクションをしたくなるのが人間です。
これに対する解決策は2つあると考えています。
解決策1 株価が下がった時に買い増す
一つ目の解決策は、ドルコスト平均法をしつつ、株価が下がったと感じたときにさらに買いますことです。

ドルコスト平均法は長期間保有していく中で株価が高い時にも低い時にも一定で買い続けることで、最終的な平均購入価格を株価の底と天井の平均に近づける手法です。
機械的にドルコスト平均法を実行すれば、そのパフォーマンスは「株価の底と天井の平均」になります。
では、株価の上下を読んで人為的にドルコスト平均法を行う、つまり暴落時に買い増し、暴騰時に買い控えるとどうなるでしょうか。
株価の低い時により多く買い、株価の高い時にはあまり買わないのですから、これらの平均は 「株価の底と天井の平均」よりも低くなります。
つまり、機械的にドルコスト平均法を行うよりも安く仕入れられるということです。
もちろん、人為的に購入量とタイミングを調整するわけですから、株価の読みを失敗すると高値掴みになります(そもそも完璧に株価の上下が読めるのであればインデックス投資をする必要がありません)。
しかし、暴落時に下がり続ける総資産を前に指をくわえてじっとしている、というのも心理的に苦しいものがあるのも事実です。
人は自分のコントロールできない状態を嫌います。
株価そのもののはコントロールできないものの、購入タイミングをコントロールすることで自分の資産状況の改善できるかもしれないというのは一つの救いになるといえます。
解決策2 短期的な信用売り
二つ目は信用取引で売りから入る、つまり株式を最初に売って、あとから買い戻す方法です。
これはインデックス投資の枠内で何とかしようという方法ではなく、他の投資手法でインデックス投資の目減り分を補填しようという考え方です。
信用取引は株式の現物を現資産の枠内でやり取りするのではなく、あとで買い戻す、売り戻すという信用でレバレッジをかけて大きな取引をする手法です。
レバレッジをかけている点でFXと同じく、リスクも高い取引といえます。
しかし、通常の株取引と異なり「売り」から始められるというのがポイントです。
自分の所有をしていない株を売るというのは不思議な感じですが、あとで必ず買い戻すことで元の状態に戻ることになり、「売り」と「買い」をセットで行うことで帳尻が合うことになります。

最初に売って、後で買う。
どこが利益になるかというと、高く売って、安く買い戻せればその差額が利益になります。
株式指標が暴落する時、それはつまりどこの会社の株価も下がり傾向にあるということですので、高く売って、暴落した価格で買い戻せれば暴落時にも利益を生み出せるということです。
インデックス投資や現物買いでは必ず「買い」から入るため、上昇基調の相場でしか利益を出せません。
しかし、最初に「売り」から入れる信用取引を使うことで、上昇相場でも下降相場でも利益を出すことができます。
暴落時にも利益を出せるかもしれないという選択肢があることで、心理的負担が軽くなるかもしれません。
完全な手法というものはない・・・
ここまで書いておいてなんですが、結局解決策1も2もリスクをはらんでいます(株式投資の時点でリスクはありありですが)。
「解決策1 株価が下がった時に買い増す」→なぜ今が下がったといえるのか?さらに暴落しないか?
「解決策2 短期的な信用売り」→全体が暴落してもその個別銘柄が上がることもある
どちらの手法も株式投資の原理「短期的な株価は読めない」というものに逆行する手法と捉えられます。
さらに、株式市場においては細かく動く(頻繁に売り買いする)とパフォーマンスはどんどん低下するということも常識です。
ということで、これらの解決策は根本的なものではなく、一つの可能性、一つの選択肢に過ぎません。
ただ、これらの解決策を駆使して株価の下落場面でも利益を出している人がいるのも事実です。
結局、どの手法を選択するかは人それぞれで、長い期間の投資では途中で目的や手法が変わることもあり得ます。
また、手法が変わるとパフォーマンスも変わり、それによって目的と手法が変わることもあります。
株価とヒトの心理の関係は実に複雑で面白いですね。
したらな!
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