情報収集シリーズ第4弾。
人から直接聞く情報のメリットはズバリこれ。
(一対一で話を聞く状況を想定しています)
・一次情報で、かつほかに公開されていない可能性が高い
・自分の状況に即した情報である可能性が高い
デメリットはこの裏返し。
・その人特有の体験談にすぎない可能性がある
・こちらをある方向に導こうとしている可能性がある
・一次情報で、かつほかに公開されていない可能性が高い
あなたはあなたの体験をすべて公開していますか?
おそらくはNoですよね。
人のほとんどの体験は公にはされず、その個人の中にとどまっています。
また、公開されている情報は、情報発信者側も
「不特定多数に見られるからこんなことは言えないな」
というブレーキをかけます。
結果的に人から直接聞ける話は、そうしたブレーキを取り払った原体験に近いものである可能性があります。
究極的には、人は自身の体験からしか学び取ることができません。
本を読んだりYouTubeを観るという体験を通して、それらの情報を自分なりに解釈しているのです。
情報源が現実から遠いほど、解釈が現実にそぐわなかったり的外れな解釈になりえます。
人の生の体験、その伝聞は自分の体験に近い上、自分ひとりでは決して体験できないようなことをリアルに接することのできる情報といえます。
・自分の状況に即した情報である可能性が高い
人とのコミュニケーションはある意味情報の行き交いです。
ただ、そのとき人は相手の求めている情報を発することが普通です。
こちらの投げかけに対する相手の発する情報は、つまりこちらの求めている情報であることが多いわけです。
Webや書籍の情報は、情報がそのまま置かれているようなもので、検索エンジンの発達によりかなりの精度で疑問の答えに到達できますが、結局のところあなた自身が置いてある情報から自分に必要な要点を探し出さなければいけません。
また、置かれている情報は公開されている情報であるため、生の声とは程遠いものです。
ヒトのコミュニケーション能力は検索エンジンよりも遥かに優れています。
あなたの状況に即した情報をズバリ提供してくれるのは、生身の人間なのです。
・その人特有の体験談にすぎない可能性がある
ここからは人から聞く情報のデメリット。
メリットのところで、「公開されていない情報」の強みを強調しましたが、その弱みがそのままデメリットになります。
つまり、公開するに値しない情報も多い、ということです。
もちろん、どんな情報が価値があるかは情報の受け手次第であるため、その判断は利き手に委ねられるわけなのですが、人から聞く情報すべてに価値があるとは言えません。
特に、一般性の低い情報、つまり
「それはあなたにしか当てはまらないでしょ…」
という情報は自分に当てはめようとしても無駄です。
例えば、
「飛行機でハイジャックにあった時の話なんだけど…」
みたいな話をされても、
「いや、そんな状況ありえないわ」
ってなるわけです。
もちろん、聞き手がその特殊な情報から何かを吸収することはできます
ハイジャックの話なら、
「危機的状況の時はそういう心構えをすればいいのか!」
みたいに吸収出来ればそれはそれで意義深い情報といえるでしょう。
このデメリットについては、相手のレスポンスを予測した投げかけをすれば回避できます。
いわゆる、情報を引き出す、ということです。
おそらく多くの人は無意識的に相手から望む答えを得る投げかけをしていると思いますが、これを積極的に、かつ失礼にならないよう心がけることでこちらの状況に即した体験談を引き出すことができます。
・こちらをある方向に導こうとしている可能性がある
一番のデメリットはこれです。危険です。
こちらが価値のある情報を吸収しようという意図があるように、相手も何らかの意図をもって情報を発信しています。
その意図が善意なものであればいいのですが(たいていそうでしょうが)、時には悪意を持ってこちらを誘導しようとする人もいます。
いわゆる(合法的)詐欺をする場合です。
相手の買わせたいものや陥らせたい状況に向かうように巧妙に情報を発信してきます。
厄介なことに、活字で書かれていること以上に、生の声というのは影響力を持ちます。
さらに、相手もこちらのリアクションを見ながら、効きそうな対応を調整できるために簡単に誘導されてしまいます。
あなたは自分の疑問に素直にピリオドを打てましたか?
当初のマインドや目標と異なるものをあてがわされていませんか?
本質的でない枝葉の部分の話を盛ったり、核心を避けるような情報発信者には要注意です。
善良で賢明な情報発信者は、相手の求めていることをもったいぶらずに、こちらの予想を上回る形で差し出してくれます。
危機感を持ちながらも、目の前の相手への敬意を抱き、良好な体験談を引き出せるようにしてください。
それはあなた一人では決して体験しえない貴重な情報なのです。
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